おかめさんのキネマ手帖

映画の予備知識は限りなくゼロに近いのが理想や。 そう思うてるライトユーザーなオバハンがつぶやく ぼちぼちな映画日記やで。

高慢と偏見とゾンビ

穏やかな晴天の一日。
いよいよ大相撲春場所が昨日から始まった。
贔屓の照ノ富士が盛り返してくれるかしら。
取り組みを温かく見守っていきたい。

映画「高慢と偏見とゾンビ」を観た。

18世紀末。
時の英国ではゾンビウイルスが蔓延。
爆発的に増え続けるゾンビの群れから人々を守るため、ロンドンには街をぐるりと取り囲む高さ30メートルにも及ぶ巨大な防壁が築かれた。
そんな前置きから物語は幕を開ける。

屋敷の者がことごとくゾンビ化して以来、空き家になっていたネザーフィールド邸に、このたび独身で金持ちのビングリーさんが越してくるんですって。

ここは、ロンドンからちょいと離れた田舎町。
武器の手入れをしながら、そんな噂にキャッキャとはしゃぐベネット家の五人姉妹がいる。

ゾンビの襲撃に備え、バリケードを施した屋敷に暮らす一家であるが、娘たちには武術のたしなみがあり怯えた様子も無い。

それよりも深刻なのは、年頃を迎えた彼女たちの結婚問題だ。

娘たちには相続権が無いため、父が死ねば財産はいけ好かない従兄の手に渡り、彼女たちは屋敷を追い出されてしまうという。
そうなる前に、なんとしても金持ちのいい男を掴まえねばならない。

さて、ほどなく催された町の舞踏会に、噂のビングリーさんが屋敷に逗留中の友人ダーシーさんを伴ってやってきた。

まあ、素敵。

ダーシーさんもこれまた独身で大金持ち。
この若きダブルイケメンの登場は、たちまち会場にいた女たちの視線をかっさらった。

おや、ビングリーさんは美人の誉れ高いベネット家の長女ジェインを見初めたようだぞ。

おお、これでベネット家の将来も安泰か。

ところが、一方のダーシーさんときたら苦虫を噛み潰したような堅い表情を崩さない。
しかも、田舎の女なんてカネ目当てに決まってる、なんて冷たく言い放つじゃないか。

この偏見に満ちたダーシーさんの高慢ちきな態度に次女エリザベスは憤慨。

確かにうちは貧乏だけど、アンタにそこまで言われる筋合いないわッ!

こうして出合ったばかりの二人は、たちまち険悪なムードになるのだった。

物語は、ジェイン・オースティンの小説「高慢と偏見」のパロディ作品。
ゾンビウィルスが疫病のごとく蔓延し、ブルジョワ女性のたしなみとして教養やダンスのほか武術が求められる終末世界を舞台に、互いに惹かれながらもすれ違うもどかしい男女の恋模様を描いたアクションホラー。

タイトルから推測するに、どんだけフザケたアレンジかと思いきや、本筋を逸脱せず原作の良さを損ねることなく、ゾンビの世界観をうまく取り込み融合させている。
主人公たちのやたらとスタイリッシュな立ち回りに、思わずときめいてしまうほどだ。

原作のファンとしては大いに楽しめたが、作者のジェイン・オースティンがこれを観たら何というだろう。
おもろいと、わろてくれはるやろか。

「シンデレラ」のリリー・ジェームズ
「Re:LIFE リライフ」のベラ・ヒースコート
チャールズ・ダンス
サリー・フィリップス、
ビザンチウム」のサム・ライリー
「ジュピター」のダグラス・ブース、
「愛を複製する女」のマット・スミス、
「ロンゲスト・ライド」のジャック・ヒューストン、
レナ・ヘディ
ドリー・ウェルズ共演。

原題「PRIDE AND PREJUDICE AND ZOMBIES」
2016年 制作。

広告を非表示にする

ソーシャルメディアのボタンがあちこち付いとるけど、イロイロ面倒やから押さんでええんやで。