おかめさんのキネマ手帖

映画の予備知識は限りなくゼロに近いのが理想や。 そう思うてるライトユーザーなオバハンがつぶやく ぼちぼちな映画日記やで。

ジャック・リーチャー NEVER GO BACK

穏やかな晴天の一日。
花びらをはらばらと散らせる、桜が一番美しい時期を迎えた。
週末は花見の名所も混雑しそうだ。

映画「ジャック・リーチャー NEVER GO BACK」を観た。

ここはテキサス。
夜更けのコーヒーショップ前に野郎どもが倒れている。
カウンターで黙々と飯を食っている男が、ひとりで彼らを伸したのだという。

騒ぎに駆けつけた保安官は、有無を言わさず男に手錠をかけた。

すると、男は静かに言う。

90秒で2つのことが起こる。
まずそこの電話が鳴る。
次にお前が手錠姿でブチ込まれるだろう。

あざ笑う保安官であったが、ほどなく店内の電話が鳴り出し、彼の言ったとおり、駆けつけた軍の憲兵隊によってたちまち連行されてゆくではないか。

そんな、不法入国者の人身売買に絡んだ、汚職保安官の逮捕劇から物語は幕を開ける。

彼の名は、ジャック・リーチャー。
かつては陸軍憲兵隊の指揮官で、軍のレジェンドとまで謳われた彼であるが、規則に縛られた組織を嫌い、今では民間人として正義を正す流れ者風情の一匹狼だ。

前作「アウトロー」で難事件を解決に導き、軍に多大な貢献をした彼は、引き続き情報提供や汚職の摘発に協力をしている。

そんな縁から交流を深めた憲兵隊の女少佐を、彼はこのたびディナーに誘おうと、はるばるワシントンD.C.へ向かった。

いつも電話でやり取りするだけだが、優秀で信頼の置けるちょっと気になる女性なのだ。
ウフフ。

ところがオフィスに彼女の姿がない。
なんでも女少佐はスパイ容疑で逮捕され、軍法会議待ちだというではないか。

つい数日前、会う約束をしていたのにありえへん。
なにやら陰謀のニオイがするぞ。

そこで彼は、彼女の潔白を証明すべく独自捜査に乗り出すのだった。

物語は、元軍人の凄腕捜査官が、陰謀の陰に潜む巨悪を暴くハードボイルドアクション。
ジャック・リーチャー シリーズ第二弾。

アフガニスタン撤退にからんだ軍の武器の大量消失。
その真実を追う人々が、次々と罠に絡めとられてゆく。
汚職は軍の内部に浸透しているようだ。
黒幕は一体何者なのだろうか。

お尋ね者にされ孤立無援の戦いを強いられながらも、敵のさらに上手を行く主人公の鮮やかな立ち回りが見どころ。

ままありがちなストーリーながら、息もつかせぬ展開に目が釘付け。
ただ、はねっ返り娘が足を引っ張るお決まりのパターンが鼻につく。
ハードボイルドに水を差すこの娘のエピソードは、まるっと余計だったように思う。
残念。

トム・クルーズ
アベンジャーズ」のコビー・スマルダーズ
マダリン・ホーチャー、
「ブラックハット」のホルト・マッキャラニー
ロバート・カトリーニ、
オルディス・ホッジ、
パトリック・ヒューシンガー、
ダニカ・ヤロシュ、
ハンガー・ゲームFINAL レジスタンス」のロバート・ネッパー共演。

原題「JACK REACHER:NEVER GO BACK」
2016年 中国、アメリカ制作。