おかめさんのキネマ手帖

映画の予備知識は限りなくゼロに近いのが理想や。 そう思うてるライトユーザーなオバハンがつぶやく ぼちぼちな映画日記やで。

ダークネス

朝からすっきりしない空模様。
気温が下がりやや肌寒い一日。

映画「ダークネス」を観た。

地層が織り成す模様が荒々しい渓谷を彩る。
自然が生み出した造形美を目の当たりにするここはキャニオン・デ・シェイ国定公園
先住民が暮らした遺跡が周辺に点在しているという。

さて、そんな地に友人家族とハイキングに訪れた一家がいる。
暇を持て余した子供たちは、のんびりくつろぐ大人たちを残し岩山の探検に出かけた。

自閉症を抱えているというローティーンの少年。
なにやらこの土地に不思議な力を感じるようで、いつもに増して心ここにあらずといった様子だ。

おや?
踏み出した少年の足元が陥没し、ほの暗い空洞の中に落ち込んでしまったよ。

暗闇の中に現れたのは5体の壁画。
それぞれ異なる印が彫られた5つの小石が、壁画の前にしつらえた祭壇に安置されている。
先住民の祠だろうか。

興味に駆られ石を手に取る少年。
そんなシーンから物語は幕を開ける。

こうして何事もなかったかのように楽しい休暇を終え、渓谷を後にした一家。
ところが、帰ってほどなく少年が見えないお友達とおしゃべりを始めたではないか。

オカルトホラーにありがちなヤバイフラグである。

自閉症のせいだろう。
さほど気にも留めなかった家族であったが、以来、家の中に何かの気配を感じる。

においに始まったそれは、おびただしい黒い手形を残し、もはや気のせいでは済まなくなってきた。
一連の騒動は同時に、互いに見て見ぬ振りを決め込んでいた家庭内の問題をも顕在化させてゆく。

さあ、一家に襲い掛かる怪異の正体とはいかに。

物語は、先時代の悪霊が一家を襲う恐怖を描いたオカルトホラー。

ケヴィン・ベーコンラダ・ミッチェルを使って、この手の散々使い古された筋書きをあらためてやる理由が分からない。
恐怖を抑えたソフトな仕様にするのなら、「実話を基にしている」の一文を添えるくらいの破壊力がないと物足りない。
つまらない駄作。
残念。

ケヴィン・ベーコン
ラダ・ミッチェル
ルーシー・フライ、
ダヴィード・マズーズ、
「Mr.&Mrs.スパイ」のマット・ウォルシュ、
「セッション」のポール・ライザー
「PUSH 光と闇の能力者」のミン・ナ・ウェン、
アルマ・マルティネス、
イルザ・ポンコ共演。

原題「THE DARKNESS
2016年 制作。