おかめさんのキネマ手帖

映画の予備知識は限りなくゼロに近いのが理想や。 そう思うてるライトユーザーなオバハンがつぶやく ぼちぼちな映画日記やで。

グースバンプス モンスターと秘密の書

朝の空気はひんやりだが、時間と共に気温が上がってきた。
日差し暖かな一日。

映画「グースバンプス モンスターと秘密の書」を観た。

ここは緑あふれるデラウエア州の田舎町。
住宅街の庭付き一戸建てに越してきた母と高校生の息子がいる。
父を亡くした一家は、心機一転を兼ね叔母が住むこの町にやってきた。

荷物を運ぶ彼に、隣家の娘が窓越しに声をかける。
おや、なかなかのカワイコちゃんではないか。
幸先が良いな青年。

そこへ娘を叱責する男の声が響くと、彼女はたちまち顔を引っ込め、今度は厳つい親父が顔を覗かせた。

厳つい親父いわく、フェンスを越えるな。
娘にも近づくなという。

気難しい隣人のようだ。

そんな親父の目を盗んで二人はこっそり密会をするようになった。
彼女はホームスクーリングで学校にも通っていないのだという。
きっと友達が欲しかったのだろう。
変人親父を持つと苦労するよな。

さて、そんなある時。
隣家から親父と娘の言い争う声が聞こえてきた。
二人の密会がバレてしまったようだ。
彼女の叫びを耳にした彼は、こりゃただ事じゃねえと隣家のドアを叩く。

出てきた親父いわく、娘は留守だという。

嘘だ。
彼女は虐待されているに違いない。

そこで彼は、娘を救い出すべく親父が出かける隙を狙って隣家に忍び込んだ。
変人親父の家だけあって不気味なインテリアだ。
監禁されている娘を探し室内を探索する彼は、おびただしいホラー小説の原稿が収められた書棚を見つけた。

おや?
全ての原稿にはなぜか厳重に鍵が掛けられている。

その中の一冊「雪男」を手に取り、何の気なしに鍵を開けた瞬間のことじゃった。

タイプされた文字が踊り出し、あれよあれよという間に、原稿の中から大きな雪男が現れるではないか。

な、なにこれ?

青年、何やらどえらいことをしでかしてしまったらしい。
茫然と佇む彼に、雪男は牙を剥いて襲い掛かるのだった。

物語は、著者によって封印されていたホラー小説のモンスターたちが、原稿を飛び出し実体を持って暴れ出す騒動を描いたティーン向けドタバタ ダークファンタジー。

復讐に燃えるモンスターによって次々と封印が破られ、化け物が暴れ出した町はたちまち大混乱。
果てさて、混乱の引き金を引いた彼らは一体どう収拾をつけてゆくのだろうか。

映像こそ美しいがストーリーが致命的につまらない。
特に会話が酷い。
ティーン向けというのを考慮に入れても、会話が陳腐で笑いどころなくはしにも棒にもかからない。

しかも、本筋とは関係のない無駄なエピソードが多すぎる。
父が他界したことや、母が教頭であることに重要な意味があったのだろうか。
シナリオが下手などうしようもない駄作。
残念。

ドント・ブリーズ」のディラン・ミネット、
ブリッジ・オブ・スパイ」のエイミー・ライアン
「クレイジー・パーティ」のジリアン・ベル、
「ギヴァー 記憶を注ぐ者」のオデイア・ラッシュ、
「バーニー みんなが愛した殺人者」のジャック・ブラック
SUPER8/スーパーエイト」のライアン・リー
「ゴールド 金塊の行方」のティモシー・シモンズ、
アマンダ・ルンド共演。

原題「GOOSEBUMPS」
2015年 アメリカ、オーストラリア制作。