おかめさんのキネマ手帖

映画の予備知識は限りなくゼロに近いのが理想や。 そう思うてるライトユーザーなオバハンがつぶやく ぼちぼちな映画日記やで。

ヘラクレス 帝国の侵略

天気は回復し、すっきりとした青空が広がる。
日差し眩しい晴天の一日。

映画「ヘラクレス 帝国の侵略」を観た。

遥か昔の紀元前13世紀、ギリシャの地。
かがり火が揺れる夜の街に恐ろしげな声が響く。
子供たちを連れて逃げる女を錯乱した男が追う。
いったい何があったというのだろう。
男が妻子を殺害する悲劇的なシーンから物語は幕を開ける。

それから10年。
ここは砂漠の中の都市国家
民思いの王が治める平和な国であったが、野心家のとてつもなく悪い将軍がクーデターを起こし国王を殺害。
王女を人質に恐怖で民を支配し始めた。

王女の恋人だった部隊長も、多勢に無勢では王女を救い出すことすらままならない。
そこで彼は、一計を案じた。

山の向こうの町に、ゼウスの落とし子である半神ヘラクレスがいるという噂がある。
求める者の前に現れるというそいつは、めちゃめちゃ強く20人力だというではないか。

ほんまやろか?

彼は、このヘラクレスの助けを求めるべく、わずかな仲間と共にいわくの町へと向かう。

さて、そんな彼らを待ち受けていたのは、ヘラクレスを名乗る呑んだくれの小汚いオッサンだった。

物語は、悪い将軍に奪われた王国の奪還劇を描くかたわら、ヘラクレスの知られざる過去に迫ってゆくスペクタクルアクション。

ヘラクレスは半神なのか、それともただの人間なのか。
ヘラクレスが繰り出すプロレス技と、最後までずるずると引きずるこの謎が本作のハイライトか。

汗臭さはそこそこ伝わってくるものの、空虚でつまらない台詞回しと、のらりくらりとしたテンポの悪さ。
脚本、演出すべてにおいて目も当てられない駄作。
作り手はいろんな意味で力不足のようだ。

観る者を釘付けにする「ゲーム・オブ・スローンズ」との違いは何だろう。
何がどういけなかったのか、ストーリーそっちのけで思わず考え込んでしまう。

クリスチャン・オリヴァー、
ドニー・ダーコ」のジェームズ・デュヴァル、
ディラン・ヴォックス、
クリスティーナ・ウルフ、
マーカス・シロック、
ジョン・ヘニガン共演。

原題「HERCULES REBORN」
2014年 制作。