おかめさんのキネマ手帖

映画の予備知識は限りなくゼロに近いのが理想や。 そう思うてるライトユーザーなオバハンがつぶやく ぼちぼちな映画日記やで。

ワンダーウーマン

昨夜の雨脚はだいぶ落ち着いたものの、依然として雨が降り続いている。
気温上がらず肌寒い一日。

映画「ワンダーウーマン」を観た。

神話時代から変わらぬ楽園のような美しい孤島に、女戦士の国があった。
彼女たちはアマゾン族。

戦いに明け暮れる人間に愛と平和をもたらす存在として、ゼウスの肝入りで創られた女性型の種族だ。

ところが、愚かで残忍な人間を前に、彼女たちは無力だった。
それというのも神々を滅ぼし、人間の社会に争いを持ち込んだ軍神アレスのせい。

以来、彼女たちは結界に守られた孤島で、いつ来るとも知れぬ軍神の襲撃に備え、日々鍛錬を積んでいる。

さて、そんな島で、ただひとりの子供として育ったヒロイン。
年を取らぬアマゾン族の中では異質な存在だった。

アマゾンの女王が粘土をこねこねした人型に、ゼウスが命を吹き込んだとされているが、ほんまやろか?

そんな彼女が大人になった頃、それはやってきた。
撃墜されたドイツ軍の戦闘機が結界を破り迷い込んできたのだ。
ああ、ついに軍神の知るところとなってしまったのか。

パイロットの男いわく、彼は米軍所属のスパイだという。
ドイツ軍が開発した恐るべき化学兵器の情報を盗み出した彼は、これを一刻も早くロンドンの連合軍司令部に届けたいのだという。

なんと、時は神話の時代から巡りに巡り、第二次世界大戦下にあったのだ。

でも、大丈夫だモン。
軍神さえ倒せばこの世から争いは消えるモン。

そこでヒロインは、ゼウスより授けられし最終兵器 神殺しの剣を引っさげ、男と連れ立って軍神がいるであろう激戦地へと向かうのだった。

物語は、第二次世界大戦のヨーロッパ戦線を舞台に、戦争を止めるべく奔走するアマゾン族の女戦士の戦いを描いたアクションファンタジー

罪無き人々の死を食い止める。
そんな大義のもと、人間同士の戦争に介入してしまう彼女。
そもそも人間の争いのタネは神の唆しか。
それとも愚かな人間の特性なのだろうか。
彼女はまだ何も分かってはいなかった。

怪力に加え、弾丸を跳ね返す強靭なボディ。
さながら神のごとき力を秘めた彼女自身の秘密がストーリーを牽引している。
しかし、ヒロインがあまりに無敵すぎるため、緊張感はゼロ。
サブタイトルは女神無双あたりがふさわしいだろう。

ベタなロマンスとスローモーションの多用がいささかくどい。
映像は気張っているが中身が伴わない陳腐な駄作。
残念。

「Mr.&Mrs.スパイ」のガル・ガドット
閉ざされた森」のコニー・ニールセン
ドラゴン・タトゥーの女」のロビン・ライト
「ザ・ブリザード」のクリス・パイン
30デイズ・ナイト」のダニー・ヒューストン
「ジャック・メスリーヌ」のエレナ・アナヤ
マクベス」のデヴィッド・シューリス
ルーシー・デイヴィス、
バンテージ・ポイント」のサイード・タグマウイ、
「スノーピアサー」のユエン・ブレムナー
ユージーン・ブレイヴ・ロック共演。

原題「WONDER WOMAN」
2017年 制作。