おかめさんのキネマ手帖

映画の予備知識は限りなくゼロに近いのが理想や。 そう思うてるライトユーザーなオバハンがつぶやく ぼちぼちな映画日記やで。

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー リミックス

南風に乗って続々と押し寄せてくる雲が、気まぐれのように雨粒を叩きつける。
じめじめした台風の一日。

映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー リミックス」を観た。

覇権を目論む悪の皇帝から惑星を救った英雄的にわかグループ・・・もとい、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの一行。

今日も宇宙の脅威を排除がてら賞金稼ぎに勤しんでいる。
ママのお気に入りミックス曲を背景にした、ノリノリの宇宙怪獣退治劇から物語は幕を開ける。

さて、お世辞にも良いとはいえないチームワークでなんとか仕事を終えた一行。
ところが、依頼人である惑星の女王ときたら、高慢ちきな上にカネ払いがすこぶる悪いときた。

そのクソな態度に腹を立てたダーティなアライグマ。
この惑星の宝ともいえる電池を駄賃代わりにポッケに忍ばせた。
売りさばけば結構なカネになるだろうと踏んだのだ。

これがたちまちバレてしまったものだから、さあ大変。
おびただしい数の追撃部隊が彼らの船を血相変えて追いかけてきたよ。

前方には大隕石群が広がり、後方は女王の大部隊。
前門の虎後門の狼ではないか。

すわ、大ピンチ!

おや?
そこへ一隻の船が現れ、たちまち大部隊を全滅させてしまった。

船の上からこちらに手を振る人物が見える。
奴こそは、主人公の光輝く親父そのひとであった。

おお、ついに感動の親子初対面か!

ずっと主人公の行方を探していた親父。
ここはひとつ、自身の惑星に息子を招待したいという。

へええ、惑星持ってる親父とか、どんだけカネ持ちやねん。

こうして親父の惑星に向かった彼らを待ち受ける運命とはいかに。

物語は、銀河宇宙を舞台に繰り広げる「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズ第二弾。
父と子をテーマに、主人公出生の秘密と光輝く親父の正体に迫るSFアドベンチャー

子を利用する悪辣な親。
そんな親を憎悪する子。
子に忍耐強く向き合う親。
子のためにあえて悪役を買って出る親。
血縁だけには留まらぬ、さまざまな親子のカタチが物語の中に散りばめられている。

中でも、26年前、主人公を依頼人である親父に引き渡すことなく、誘拐同然で子飼いのトレジャーハンターに仕立て上げた盗賊団のボス。
ここにきて明かされる彼の真意が本作品の見どころであり、泣かせどころ。

再生して幼い小枝になった樹木型ヒューマノイドに加え、キモカワイイ虫姐さんが新たに登場しチームを盛り上げる。

前作と同様、巧みな見せ場でシナリオの粗っぽさをカバーしている。
相変わらず人がバタバタと死んでゆくものの、不思議と嫌な感じがしない。
ノリの良い音楽を背景にした、笑いあり、涙ありのリズミカルかつ躍動感のある楽しい一作。
エンドロールに差し込まれた次回予告編も見逃せない。

パッセンジャー」のクリス・プラット
ファーナス 訣別の朝」のゾーイ・サルダナ
アイアン・フィスト」のデビッド・バウティスタ、
マクベス」のエリザベス・デビッキ
カレン・ギラン、
「ジャンパー」のマイケル・ルーカー
ヘイトフル・エイト」のカート・ラッセル
ポム・クレメンティーフ共演。

原題「GUARDIANS OF THE GALAXY VOL.2」
2017年 制作。